ミュージカルで大人気のキャッツが映画化しましたね。
キャッツといえば、ミュージカル世界累計の観客動員数は8100万人。日本でも劇団四季が上演しているお馴染みのミュージカルです。
予告編はこんな感じです。
スピルバーグが総指揮をしていますし、映像はとっても綺麗な雰囲気をかもし出しています。
映画監督のトムフーバー
映画監督は「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが監督をしています。
レミゼをはじめ、トム・フーバーさんの作品は概ね高評価
#キャッツ
ここで監督のトム・フーパーの経歴をみましょう。『リリーのすべて』
『レ・ミゼラブル』
『英国王のスピーチ』
etc…ゲテモノ映画監督ではない。寧ろ真面目に素晴らしい作品を作る監督だ。
真面目すぎで、大惨事になったパターンのようだ。 pic.twitter.com/3pz5xBRCnK
— che bunbun@ 映画の伝道師 (@routemopsy) December 19, 2019
キャストも、英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードや、歌手のテイラー・スウィフト、XMENのマグニート役などのイアン・マッケランといった豪華なキャストです。
アンドリュー・ロイド=ウェバーとテイラー・スウィフトも「Beautiful Ghosts」という曲を共同制作して、作品中でも使用する力の入れよう。
映画キャッツのメイキングを見る限り、トムフーバーさんの演出も悪くなさそう
映画キャッツの酷評コメント
それがこんな酷評の嵐・・・
- 「キャッツを善と悪のベクトルで判断するのは間違いだと思う。愛情を込めて言うと、あれは怪物だ」
- 「キャッツとは、第三の目が開きアストラル界を覗き込むことができるようになるような幻覚体験である」
- 「キャストが『幸せって何かを思い出した』と歌っていたが、劇場の出口の光を見たときにも同じことを思い出せるはずだ」
- 「キャッツはゴミ映画である。犬の生誕以来、猫にとって最悪の出来事だ」
- 「これまで知られていなかった不浄なポルノのジャンルにうっかり遭遇したような体験だ。発情した毛皮のバケモノたちが舌を使ってミルクを飲み、いやらしい声をあげるたびに、FBIが劇場に乗り込んで来るのではないかと思った」
- 「キャッツは今年見た中で一番酷い映画だ。あまりに醜い映画だったので、記憶から消せないかと願うほどだ」
- 「自分の脳みそが寄生虫に蝕まれているのでは?と感じるほどだった。キャッツの映画体験はストレスが多すぎて偏頭痛を伴った」
- 「絶対に見てはいけないものを、絶対に見られてはいけないものを、観客は目撃することになる。畏怖の念を抱くはずだ」
- 「バカと天才は紙一重というが、キャッツとはその紙の上に毛球を吐き捨て、それをケツでなすりつけてくるような映画だ」
https://jp.ign.com/cats/40503/feature/
うーん、これは酷いw
日本では1月24日に公開で全米公開が先行していますが、あちらの評論家は本当に酷いコメントばかり・・・
ココまで来たら、逆に見たくなりますねw
実写映画版のキャッツ楽しみすぎる
大金かかったカルト映画ほど贅沢なもんはないぞ— Y_NAKAJIMA (@y_nakajima_) December 19, 2019
前代未聞の映画キャッツ公開後に差し替え
その後、突然トム・フーパー監督が「映画キャッツの一部修正バージョン」を公開すると発表しました。
キャッツの完成がギリギリだったということで、監督自信も満足していなかったようです。
制作費が1億ドルかかってて、さらに修正費用もかかりますがそれでも修正するということは、かなり酷評がショックだったんでしょうね。
キャッツの修正ポイント
修正内容は「一部の視覚効果=VFXを改善」するようです。
今回使ったVFXは「デジタル・ファー・テクノロジー(Digital Fur Technology)」といって、役者にネコの毛を生やすための効果があるのですが、あまりにリアルすぎて気持ち悪くなってしまったんですね。
衛星サーバーがある劇場は12/22に差し替え、HDDの劇場は12/24までに差し替えとのこと。
ちなみに、全米オープニング興収650万ドルと撃沈しました。
実際に映画を鑑賞した観客の評価を集計した「シネマスコア」もC+と低評価・・・。
ネットを騒がせた『CATS』、トム・フーパー監督の令で修正バージョンが劇場に配布される模様。公開後の映像更新はハリウッドでも前代未聞。生きたアルバム(©︎Kanye West)ならぬ生きた映画…………https://t.co/VRCsGAZvBS
— うまみゃん/辰巳JUNK (@TTMJUNK) December 22, 2019
そもそもキャッツを映画化するのは難しい
私はミュージカルのキャッツを見たことありますが、映画にするのが難しい題材だと思いました。
まず、キャッツは、トーマス・エリオットの詩のようなものが原作なので、キャッツ自体に具体的なストーリーがないという点です。
初見だと「キャッツ ストーリー 意味不明」と検索してしまうぐらい謎が多いです。
ヤフー知恵袋を見てもその手の疑問が多数。
キャッツをショーとしてみるか、作品としてみるか、それぞれの猫たちの背景を見るか、など見る人の視点や感性に合うか合わないかで、作品が面白い・つまらないという2つに分かれる珍しい作品です。
逆にハマれば何回も見に行ってしまうほどの不思議な作品でもあります。
映画キャッツのビジュアルがリアルすぎた?
ただ、今回の酷評をみるとビジュアルに嫌悪感がある人も多いようですね。
ちょうどツイッターで、ミュージカルキャッツと映画キャッツの違いを書いている方がいて「なるほど」と思いました。
映画化するのに、猫のリアルさに味付けしすぎてしまったという感じですかね。
まあ「ルパン三世、ドラゴンボール、ジョジョの奇妙な冒険」のように漫画が実写化して大失敗するパターンにも多いですが、キャラにリアルさが出て違和感を覚えるやつです。
お金なくてチープすぎて失敗、お金かかってるけどリアルすぎて失敗など色々あります。
たぶんスピルバーグが総指揮なので、ビジュアルはよりリアルに猫たちの習性を描きたかったんだと思います。
それが裏目に出てしまったと・・・。
なんかジェームズキャメロンのアバターっぽさありますね。
結局、リアルで華やかな猫の生態系を見たいわけじゃなく、幻想的な世界で生きる猫たちの喜怒哀楽を人間が表現するから尊いわけで。
Memory (Reprise) | Cats the Musical
でも、ミュージカル舞台そのままだと映画としてはチープ感がでてしまうし、映画の演出としてはやはりこうするしかなかったのかなあ・・・とは思います。
総指揮・監督がティム・バートンだったらまた違ったのかも
公開当初に酷評された映画
まだ映画のキャッツを見てないのでなんとも言えませんが、
過去に公開当初に酷評された映画といえば、
プレデター
エクソシスト
ブレードランナー
ホームアローン
などがありますが、その後名作として世の中で支持されている映画も沢山あります。
特に、ブレードランナーなんかは、芸術性と哲学性が全く理解されずに後からスルメのようにじわじわマニアの間で人気の出てきました。
もしかしたら、そんな可能性が1%ぐらいはあるんじゃないでしょうか。
映画キャッツを見た日本人の感想
海外で酷評のキャッツですが、アナ雪やカイジファイナルゲームを抜いて1位の登場でした。
映画の初動動員数は良いので前評判はどうにせよ集客は成功だったんじゃないでしょうか。
映画キャッツの感想をみたところ、
ミュージカルのキャッツを見たことがある人は違和感はない。
むしろ評価は高めという感じでしたね。
逆に、一度もミュージカルのキャッツを見たことがなく、ストーリーの前知識が無い人には苦痛という結果ですねw
ゴキブリもちょっとキモいと言われていますw
映画キャッツの視聴完了!・ストーリーはよく分からんかったけど、噂ほど酷くはない
・猫すぎて気持ち悪い
・スナックと化した◯◯◯◯
・サントラが欲しくなったぐらいに音楽は最高に良かった
・終盤は猫の皮を被った仮面ライダージオウOQ
『CATS』見ました。
一言で言うと「ミュージカル版の10倍分かりやすいCATS」でした。戯れ歌集と舞台芸術という既存のフォーマットへの敬意を感じるし、物語に現代性を宿らせるアップデートもお見事!映画というフォーマットにマッチさせるための工夫も随所に見られ、猫人間にした事情も理解できる。 pic.twitter.com/fP3clov4Zx
映画「キャッツ」観てきました。
散々だった前評判に反して私はものすごく楽しめましたが、「舞台版キャッツを複数回鑑賞済みで、しかも好きな人向け」であると感じました。
以下、良かった側の観客としての意見です↓
#映画キャッツ pic.twitter.com/Yh16Z88SA3
キャッツ見終わったで今まで批評家が言うてきた大喜利の意味がはっきりわかった
エロくてグロテスクでどこか宗教じみてるおぞましい映像をずっと見せられてた。
この映画を一言で例えるなら
「インフルエンザの時に見る夢」ラストシーン直前が衝撃的すぎて
鳥肌たった pic.twitter.com/HvQjVBxe9V
観てきた。ミュージカルCATS好きとしての感想は、とても良かった。舞台観てない人にとっては訳わからん映画に違いない。
CATSはストーリーはほぼ無い。主要猫の自己紹介だけの舞台であり映画なのをお忘れなく。
吹替えで観たけど多分英語版のがいい。 pic.twitter.com/7vLzn8new2
土日2日間(1月25日~1月26日)の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、新作映画『キャッツ』が見事に1位を獲得した。 絶好のスタートを切った『キャッツ』は同名の大ヒットミュージカルを実写映画化した作品。ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』などのトム・フーパーが監督を務め、ロンドンの一角にいる猫たちの姿を描いている。『ワン チャンス』などのジェームズ・コーデン、英国ロイヤル・バレエ団のフランチェスカ・ヘイワード、世界的シンガーのテイラー・スウィフトらが出演しており、日本語吹き替え版には葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、ロバートの秋山竜次らが参加している。 https://news.livedoor.com/article/detail/17724983/
映画版キャッツの日本の吹き替え声優陣
ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード /CV:葵わかな)
マンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド/CV:山崎育三郎)
グリザベラ(ジェニファー・ハドソン/CV:高橋あず美)
バストファージョーンズ(ジェームズ・コーデン/CV:秋山竜次)
ミストフェリーズ(ローリー・デヴィッドソン/CV:森崎ウィン)
スキンブルシャンクス(スティーブン・マックレー/CV:大貫勇輔)
オールドデュトロノミー(ジュディ・デンチ/CV:大竹しのぶ)
ラム・タム・タガー(ジェイソン・デルーロ/CV:Official髭男dism 藤原聡)
映画キャッツの面白い口コミとつまらない口コミ
RT @chloeyuki: RT「映画キャッツは批評家達の語彙力を飛躍的に向上させた」
ボストングローブ「目が、目がああああああ!」
RTE アイルランド「私は猫好きではなかったが、映画を見たあと映画好きかどうかも分からなくなった」
ザ・ベスト「猫にとって、犬登場以来最悪とな…
RT @geenshiyo: 映画「キャッツ」感想
・神様なんていなかった
・よく分かる狂人入門
・日本人なら誰でも彼になれる!
・無敵の人Lv.100
・ジャンヌオルタオルタ
・これから毎日家を焼こうぜ?
・R-15というより40
・意外と中身ストレートだけどそれが危険
・バ…