ファンタスティック・ビースト2黒い魔法使いの誕生はもう見ましたか?
ニフラーなどの動物が可愛く、演出やファンタジー世界はとっても面白い描写ですね。
原作は、JKローリングさんが12日間で描き下ろしたやっつけの脚本。
監督のデヴィットイェーツさんは、ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団、謎のプリンス、死の秘宝を担当した監督さんで、ファンタスティック・ビースト魔法使いの旅、黒い魔法使いの誕生も担当しています。
映画化にあたり原作から省いた所も多かったのと、登場するキャラが多くてストーリー展開が早いので、ついていけない人も沢山いたと思うので、映画中で出てきた謎の人物やアイテムについて解説しますね。
ネタバレを含んでいるのでファンタビ2を見た人向けです。
ファンタビ2のストーリーとは関係ない謎のキャラクター達
実は、ハリーポッターの70年前の話ということで、ハリポタシリーズのキャラクターも登場しています。
ハリポタを見たことがあってちゃんと覚えている人なら「あーあの人ね」とわかるかもしれませんが、そうじゃない人はちょっとキツかったかもしれません。
何を隠そう、私もそうですw
脇役的なモブキャラ
いきなり登場した錬金術師のおじいさん「ニコラス・フラメル」
クイニーを追っている人間のジェイコブが起きた時にいきなり登場した錬金術師のおじいさん。
ハリーポッター賢者の石に登場していました。賢者の石から寿命を延ばせる命の水を生み出す秘術を持っていて、名前は「ニコラス・フラメル」。ダンブルドアの友人でもあります。
ファンタビ2では、グリンデルバルド(ジョニー・デップ)と戦いに友情参加しますが、完全にハリポタファンのために出したキャラですね。
蛇に化けていた女性「ナギニ」(クラウディア・キムスヒョン)
ファンタビ1で出てきたクリーデンス(エズラ・ミラー)は、サーカスに売り飛ばされていました。
そこに出てきた蛇の女性ナギニ。
韓国の女優で名前はクラウディア・キム(スヒョン)。アベンジャーズエイジ・オブ・ウルトロンにも科学者役で登場していました。
ハリポタシリーズでは、ヴォルデルモートの部下として登場していました。大蛇に変身するのは、血の呪いを受けているからです。
目薬をしていた謎の黒人男性ユスフ・カーマ(ウィリアム・ナディラ)
前作でニュートと恋仲になりそうだったティナ。そのティナにサーカスで接触してきた黒人男性がいましたね。
謎の目薬をしていて、二人を監禁した途端に倒れてしまうという謎のシーン。
実は、ウォータードラゴンの寄生虫の毒にやられていて、それをニュートがピンセットで目から取り出して助けました。
ここの描写は、ニュートとティナの二人を会わせる程度の意味しかなかったと思います。
レストレンジ家の家系図
その後、家系図について説明していましたがここがまたややこしくて映画中はよく分かりませんでした・・・w
簡単にまとめると、
- カーマはフランスで暮らしていた魔法使い一家
- ある日そこに、レストレンジ家の当主がやってきて彼の母親をさらわれる。
- 母親は服従の呪文をかけられ結婚してリタが生まれる。母親は亡くなる
- レストレンジ家の当主は、別の女性と再婚しコーヴァスが生まれる。
- カーマの父親からレストレンジ家の末裔を根絶やしにしろ!と復讐の命令を受け、コーヴァスを始末しにきた
という感じです。
コーヴァスって誰やねん!
っていう感じなのですが、カーマは「コーヴァス=クリーデンス」だと思っていたんですね。
しかしこの直後、リタの突然のカミングアウトで話はより一層分かりづらくなります。それは次項へ。
リタ・レストレンジ
ニュートの同級生で恋仲?だった女性。
ちなみに、女優の名前は、ゾーイ・クラヴィッツ。なんとあのレニー・クラヴィッツの娘さん。Xmenやマッドマックスにも出ています。
レストレンジ家という純血の魔法使いでニュートの兄テセウスと婚約していますが、なぜかニュートと婚約していると雑誌で報道されてしまい、それがティナを怒らせました。
さきほどのカーマの説明後、リタのカミングアウトがコレです。
- 幼い頃、腹違いの弟のコーヴァスと一緒に船に乗っていた。
- 嫉妬から弟と他の船室にいる赤ちゃんをすり替えた。
- 直後に船が沈没
- すり替えた赤ちゃんは助けられ、本当の弟は船のそこに沈んでしまった。
どんでん返しが早いよ!!
ダンブルドアの一番怖いものは?という授業で白い布がヒラヒラしているシーンがありましたが、あれがすり替えて助けられず海の底に沈んでしまった弟のことだったんですね。
つまり、カーマが復讐しにきたコーヴァス=クリーデンスは、すでに海の底に沈んで亡くなっている。
なので、カーマが復讐しようと探していたクリーデンスは、レストレンジ家の末裔ではなく全然関係ない他人だったとわかるんですね。
じゃあクリーデンスは誰の子供なの?
ということで、映画の最後でまたどんでん返し。
実は、クリーデンス=ダンブルドアの弟だったというオチです。
ダンブルドア家について
簡単にダンブルドア家について。
ファンタビ2で出てきたハリポタのアイテム
こちらも突然登場した謎のアイテムたち。
ダンブルドアが見た鏡
ダンブルドアが、鏡を見るとグリンデルバルドがでてきたシーンがありました。
ハリポタに登場した見たものの強い願望を表す鏡で「みぞの鏡」といいます。反対から読むと「のぞみ」にもなっているという小ネタも。
ダンブルドアが心の奥底で願っているのは、グリンデルバルドのこと。映画では二人は兄弟以上の関係といっていましたが、作者のJKローリングさんによると同性愛者という設定のようです。
死の秘宝ニワトコの杖
ニワトリとコストコが合わさったかのような覚えにくいネーミング。魔法界に伝わる伝説の3つのアイテムのうちの一つです。
3つの死の秘宝
- ニワトコの杖
- 蘇りの石
- 透明マント
この中のニワトコの杖は、最強の杖と言われていて、この杖を奪うために様々な殺戮が起きて悪人を転々としてきた杖です。
元々、杖職人のグレゴロビッチという人が持っていましたが、グリンデルバルドが盗み出しました。
ハリーポッターでも、ヴォルデルモートも最強のニワトコの杖を探していましたが、ヴォルデルモートよりも先に、グリンデルバルドが奪ったという回想シーンがありましたね。
変身薬ポリジュース
飲むと他の人に変身できる薬です。今回は、ニュートがお兄さんのテセウスに変身して侵入するというシーンがありました。
ハリーポッターでは、ハーマイオニーが飲んで猫に変身していました。
ワープできるバケツ・ポートキー
国外への渡航を禁止されているニュートがパリに移動するために、使ったバケツです。
人間のジェイコブも一緒にバケツに吸い込まれていきました。
血の契約
最後にニュートの動物「ニフラー」がグリンデルバルドの懐から盗み出した血の契約の瓶。
これもハリポタでスネイプ先生とマルフォイが結んでいました。
この契約を破ると2人とも亡くなってしまうという恐ろしい契約です。
まとめ
ファンタビは5部作完結型。
2年ごとに作品が公開されるので、あと残り3作は6年かかる計算になります・・・
ファンタスティック・ビースト3が出る前にまた2を見ないと忘れそうですね。